音楽とワインのマリアージュ♪収穫祭とワインを描いた名曲!ネロ・ダーヴォラ ✖ヴィヴァルディ四季「秋」
こんにちは。ビコーズワイン運営チームのいづみです。
秋は、ワインの原料となるぶどうの収穫シーズン🍇
ワイン好きにとっても特別なこの季節、今回は豊かな収穫を祝い、ワインを飲んで踊る人々の姿が描かれた、ヴィヴァルディ四季「秋」をご紹介します♪
ヴィヴァルディ四季「秋」× ネロ・ダーヴォラ
今回マリアージュするのは、ヴィヴァルディ作曲の四季「秋」第1楽章と、イタリア・シチリア島の赤ワイン《Because, I’m Nero d’Avola from Sicily, Italy》です。
「秋」の音楽と聞くと、紅葉や静かな秋の夜を思い浮かべる方も多いかもしれません🍂
ところが、ヴィヴァルディが「秋」第1楽章で描いたのは、収穫を終えた村人たちが歌い踊り、ワインを飲んでお祝いする、明るくにぎやかな収穫祭です。
音楽の中にワインが登場するなら、これはマリアージュせずにはいられません!笑
ヴィヴァルディとネロ・ダーヴォラが、どちらもイタリア生まれというのも、今回の組み合わせのポイントです🍷

作曲家 アントニオ・ヴィヴァルディ
アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741)は、「バロック時代」に活躍したイタリアの作曲家です。
ヴェネツィアに生まれ、作曲家、ヴァイオリニストとしても活動していました。
代表作《四季》は、1725年に出版されたヴァイオリン協奏曲集『和声と創意の試み』の中に収められています。
《四季》は、その名の通り「春」「夏」「秋」「冬」という4つのヴァイオリン協奏曲からなる作品です。
それぞれの曲には、季節の情景を描いた「ソネット」と呼ばれる詩が添えられ、楽譜にも鳥の声や雷、風、犬の鳴き声など、場面を示す言葉が書き込まれています。
春:鳥たちの声とともに訪れる始まりの喜び
夏:うだるような暑さと激しい嵐
秋:豊かな実りを祝う収穫祭
冬:凍える寒さと静けさ
まるで季節ごとの物語を、音楽で見ているような作品です。
これまでのコラムでは、《四季》より「春」と「冬」もご紹介しています。
それぞれの季節に描かれた情景と、ワインとのマリアージュもぜひ併せてご覧ください♪
四季「秋」はどんな曲?
「秋」は、にぎやかな収穫祭、宴のあとの甘い眠り、そして夜明けの狩りへと続く、3つの楽章で構成されています。
第1楽章:収穫祭とワイン
村人たちが踊りと歌で豊かな収穫を祝い、ワインを飲んで陽気に盛り上がります。
やがて酔いが回った人々は、宴の途中で眠り込んでしまいます。
第2楽章:宴のあとの眠り
しっとりとしたニ短調に変わり、酔った人々が心地よく眠っている様子が描かれます。
にぎやかな収穫祭とは対照的で、弦楽器の静かな響きが重なり、穏やかで幻想的な雰囲気です。
第3楽章:秋の狩り
夜が明けると、人々は角笛や鉄砲を持ち、犬を連れて狩りへ出かけます。
走る馬や猟犬、逃げる獣の様子が、速い音の動きによって描かれています。
収穫を祝い、ワインを飲んで眠り、翌朝には狩りへ出かける。
「秋」には、そんな秋の一日の物語が描かれています。
今回は、その中からワインが登場する『第1楽章』を取り上げ、ネロ・ダーヴォラとのマリアージュを楽しんでみたいと思います♪

おすすめ演奏動画
今回ご紹介する第1楽章の演奏時間は約5分です。
ネロ・ダーヴォラをグラスに注いで、一緒にお楽しみください♪
①《 第1楽章 》
②《 第1楽章から第3楽章までのフルバージョン》
シチリア生まれのネロ・ダーヴォラ
ネロ・ダーヴォラは、イタリアのシチリア島を代表する土着品種です🍇
暖かな太陽をたっぷり浴びて育ったぶどうから造られ、黒系果実を思わせる甘やかでリッチな果実味が楽しめます。
豊かで凝縮感がありながら、心地よい酸味と滑らかなタンニンによって、重たすぎず親しみやすい味わいです🍷
ドライフルーツやオレンジ、ローリエ、チョコレートなどの香りも感じられます。
明るく華やかで、味わいにもしっかりとした深みがあるところが、今回の音楽にもぴったりです。

四季「秋」第1楽章×ネロ・ダーヴォラの相性は?
それでは、ネロ・ダーヴォラと一緒に「秋」第1楽章を聴いてみましょう♪
収穫を祝う、村人たちの踊り
曲は、弦楽器全体が奏でる、明るく歯切れのよい旋律から始まります。
幸せそうに歌い踊る村人たちの姿が、目の前に浮かんでくるような冒頭です。
この華やかでエネルギーに満ちた響きに、ネロ・ダーヴォラの甘やかで豊かな果実味が重なります。
音楽とワインのどちらからも、太陽の光を浴びて実ったぶどうの豊かさと、収穫を迎えた喜びが伝わってくるようです。
音楽に負けない凝縮感がありながら、滑らかなタンニンと心地よい酸味があるため、組み合わせは重たくなりすぎません。
明るく躍動感のある音楽が、ワインの果実味をさらに華やかに引き出してくれるように感じます。
ワインを飲み、酔っていく人々
曲が進むと、村人たちはワインを飲み始めます。
独奏ヴァイオリンが細かな音を行き来したり、同じ音を繰り返したり、突然勢いよく駆け上がったりしながら、ワインに酔った村人が陽気にはしゃぎ、ふらふらと歩く様子を表現しています。
ヴァイオリン奏者の方によると、ここは軽快に弾くだけではなく、酔った人の少しおぼつかない足取りまで音でどう表現するかが、演奏者の腕の見せどころなのだそうです。
そんな様子を想像しながら聴くと、収穫祭の風景が目の前に浮かんでくるようです♪
心地よい酸味とドライフルーツやオレンジを思わせる香りが、音楽とともに気分まで弾んでいきます🍊
お互いの陽気さを引き出してくれる組み合わせです。
宴の途中で心地よい眠りへ
たくさんのワインを飲んだ人々は、やがて宴の途中で眠り込んでしまいます。
賑やかだった音楽はふっと力が抜けて、ゆったりとした穏やかな響きへと変わります。
この場面では、ネロ・ダーヴォラの滑らかな口当たりと、丸くふくよかな味わいが音楽に寄り添います。
チョコレートやローリエを思わせる深みのある香りも加わり、にぎやかな収穫祭のあとに残る、落ち着いた余韻を感じさせます🍫
その後、冒頭の明るいモティーフが再び戻り、収穫祭のにぎわいに包まれながら、第1楽章は華やかに締めくくられます。

音楽とワインで秋の収穫祭を♪
豊かな収穫を祝い、ワインを飲みながら歌い踊る人々。
ヴィヴァルディが音楽で描いた陽気な収穫祭と、シチリアの太陽を浴びて育ったネロ・ダーヴォラは、どちらも明るく豊かで、実りの喜びに満ちています。
音楽の流れとともにワインを味わうと、果実味の華やかさや心地よい酸味、滑らかな余韻が、いつもよりはっきりと感じられるかもしれません😌
みなさんもネロ・ダーヴォラを片手に、にぎやかな収穫祭の風景を思い浮かべながら、四季「秋」を聴いてみてください♪
(ビコーズワイン運営チーム 三浦いづみ)
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