
先日開催された日本酒ブランド「獺祭」と「Because, ワインシリーズ」のコラボイベント。当初予定していた定員50名が早々に完売となり、急遽人数を増やしての開催となりました。
皆さまからの関心の高さが伺えますが、今回は大盛況に終わったコラボイベントのレポートをお届けします!

INDEX
獺祭6種類とビコーズワイン全10種類が揃い踏み!
まず圧巻だったのはお酒のラインナップです! 獺祭さんからは6種類の日本酒を、ビコーズワインからは全10種類のワインを飲み放題でご用意しました。酒好きにはたまらない種類の豊富さだったのではないでしょうか♪
ビコーズワインは左側のリンクから詳細をご覧いただくとして、獺祭6種類について、当日獺祭の代表としていらっしゃった旭酒造株式会社の森さんに伺ったお話と、それぞれの味わいを少しだけご紹介しますね!

獺祭には特筆すべき特徴が2つあります。一つは、すべての日本酒が最高級の純米大吟醸(米、米麹、水のみを原料とし、日本酒の元となる玄米を中心に向かって半分以上削り取ったお米を使って仕込んだお酒のこと)であること。そしてもう一つは、酒米の帝王と呼ばれる山田錦のみを使用していることです。これらのこだわりによって、獺祭の磨き上げられた美味しさが造られているんですね。
獺祭 純米大吟醸 スパークリング45
シャンパーニュと同様に瓶内二次発酵させている日本酒スパークリングです。少しにごりがあり、そのにごりの成分の中に日本酒ならではの美味しさがあるということでした。
飲んでみると、クリーンで爽やか! 泡も細かくスムースな飲み口ではあるのですが、中盤から旨味がしっかりと感じられ、複雑な味わいが押し寄せてくるようでした。
獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分
獺祭のフラッグシップですべての酒造りの骨格になる1本。23%という極限まで磨いた山田錦を使い、世界中の美味しい料理に合う自慢の1本だそうです。(キャビアにとてもよく合うらしいです!!)
華やかな香りがあり、口に含むととても繊細なのですが、同時に蜂蜜のような甘やかさやコク、凝縮感をしっかり感じる味わいで、長く続く余韻が印象的でした。日本酒としてとてもバランスがよく、上質さを感じました。
獺祭 登竜門
入社3年目の社員さんが醸した日本酒で、人を育てるという意味で登竜門という名前が付けられています。
味わいには明確なフルーティーさがあり、同時に辛味がガツンと効いていてワイルドさを感じました。個性的な味わいですが、このワイルドさがレバーのお料理にとてもよく合うんだそうです。
獺祭 純米大吟醸45
日常用や飲食店様の定番として利用されるものでも「美味しくなければ意味がない」という思いから生まれた獺祭のスタンダードです。山田錦を45%まで磨いています。
口に含むと、まずキリッと辛口で重心の高さや直線的なシャープさを感じました。その後じわじわとお米らしい甘味や旨味が滲み出てくるような味わいでした。
獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分
山田錦を39%まで磨いた純米大吟醸。
まず、香りがとっても華やかでフルーティーさを感じました。とても複雑な味わいで、甘味・酸味・旨味など多くの要素が詰まったような美味しさでした。まさに日本酒界のフルボディ! 実際にステーキなどのお肉料理にとてもよく合うそうです。
新生獺祭 純米大吟醸45
獺祭の発酵過程で生まれる「獺祭エクソソーム」という物質に着目して造られたという新生獺祭。 通常の酒造りでは、失われてしまう「獺祭エクソソーム」 を抽出し再度お酒に戻すという方法で生まれた日本酒なんだそう。
味わいはとてもまろやかでクリーミーさを感じさせます。後から甘味や旨味、酸味などが追いかけてくるような印象でした。カキフライやチーズによく合うそうで、デザートにもGOOD!とのこと。
お料理との相性は?
当日はとてもたくさんのお料理をお楽しみいただいたのですが、ここでは前菜としてお召し上がりいただいた4種類のおばんざいとお酒との相性をご紹介します♪
どのお料理も洋と和の要素がきれいに融合しており、出汁感があったり旨味がしっかり引き出されていたりと味わいに深みがあるのが特徴でした。この深みや複雑な味わいがお酒のアテとして最高なんですよね!!

タコとパプリカ、ナスのタプナード
オリーブにアンチョビやオリーブオイルなどを加えてペースト状にしたものをタプナードをいいますが、そのタプナードソースにタコ・パプリカ・ナスを加えた、多層的が味わいのお料理でした。
こちらには南仏のシャルドネがベストマッチ!! 旨味がさらに溢れてくるようで、フルーティーさが加えられ、より美味しくなりました。
次点はスペインのモナストレル。タプナードソースにワインの出汁感が同調して、さらに果実味が追加されることで一段上の料理に昇華させてくれました。
カラスミとクリームチーズ
これは「新生獺祭 純米大吟醸45」が素晴らしいマリアージュを見せてくれました。「合うに決まってる!知ってた!!」という感じではありますが、まさに真骨頂を発揮した形です。日本酒のクリーミーさや甘味が同調するとともに、カラスミもしっかり包み込んで美味しさを最大化させていました。
他の獺祭たちもことごとく合ったのですが、新生獺祭がNo.1でした。
ワインでは、カリフォルニアのシャルドネもとても良かったです! おだやかな味わいで、ワインもカラスミももっと飲みたくなる、食べたくなる組み合わせでした。
サーモンロール トルティージャ仕立て
サーモンとクリームチーズをトルティージャで野菜とともに巻き込んだ一品。ソースに柑橘のニュアンスや酸味があるお料理でした。
こちらにはカリフォルニアのシャルドネがとても良く合いました。ワインの厚みのある味わいが下から支えるようなイメージで、サーモンの甘味・旨味が素晴らしく引き立ちました。
次点は「獺祭 登竜門」でした。味わいの要素がとても合っており、柑橘の風味が引き立って爽やかに楽しませてくれました。
紅茶鴨の低温ロースト
通常の鴨よりもコラーゲンが多いとされる紅茶鴨のロースト。出汁がよくしみたナスとネギが付け合わせで添えられていました。
こちらには「獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分」と「獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分」が素晴らしいマリアージュとなりました! 特に磨き二割三分は、鴨の風味が活きて肉の味わいが際立つように感じました。付け合わせにも感動するほど良く合いました。
ワインでは、南仏のピノ・ノワールが非常に良かったです! ワインの果実味が足されることでソースのような役割を果たし、とても美味しく感じました。余韻が美しく長く続いたのも秀逸なポイントでした。

今後もビコーズでは様々なイベントを企画してまいりますので、ぜひ次回は一緒に奥深いマリアージュの世界を堪能しましょう♪ 皆さまのご参加を心よりお待ちしております!!
(ビコーズワインPR担当 浅原有里)