音楽とワインのマリアージュ♪ カリフォルニア/カベルネ・ソーヴィニヨン ✖ ヴィヴァルディ四季「冬」
こんにちは。ビコーズワイン運営チームのいづみです。
みなさんは、ワインを飲む時に聴きたい音楽はありますか?
今回は冬をテーマにした曲とワインをマリアージュしたいと思います。
寒い冬でも気分が上がるロックなアレンジもご紹介しますので、最後までお付き合いくださいね♪
ヴィヴァルディ四季「冬」 × カリフォルニア/カベルネ・ソーヴィニヨン
今回はヴィヴァルディ作曲の四季「冬」とカリフォルニアの赤ワイン《Because, l’m Cabernet Sauvignon from California》をご紹介します。
四季「冬」の第1楽章はテレビCMなどでもお馴染みの曲なので、みなさんもどこかで耳にしたことがあるかと思います。
今回マリアージュしたワインは、カリフォルニアの暖かい土地で皮まで熟したカベルネ・ソーヴィニヨンで、果実味が豊かで濃密な味わいのフルボディのワインです。
実はこの「冬」は、第1楽章と第3楽章で寒い冬の辛さを描いています。ワインは暖かい土地で熟したブドウなのに合うの!?と思いますよね。
私も結構迷いましたが、実際合わせてみたら相性が良かったのです!
早速、今回おすすめの動画を聴きながら、ワインを開けて準備しておいてくださいね♪
ヴィヴァルディ四季「冬」おすすめ演奏動画
①《 第1楽章 から第3楽章までのフルバージョン》
②「石田組」の《四季「冬」》
冬ですが熱い演奏!ワインとの相性もいい!
③《ロックなアレンジに注目です!!》第1楽章のみ
次は普段クラシックに馴染みのない方にも聴きやすい、個性的な演奏をご紹介します。
原曲とはガラッと雰囲気が変わりますが、こちらもカリフォルニアのカベルネと相性が良かったです♪
「TEMPUS QUARTET」というミュージシャンで、この動画は860万回再生されていました!
作曲家 アントニオ・ヴィヴァルディ
アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741)は、バロック時代バッハと同じ時期に活躍していた作曲家です。
イタリアのヴェネツィアで生まれ、教会の司祭になるための道を歩みながら、同時にヴァイオリニストとしても広く活動しました。
ヴィヴァルディはたくさんの作品を残していますが、特に四季をはじめとした「協奏曲」は600曲以上も作曲しました。相当な数の作品に圧巻です!
以前コラムでヴィヴァルディについて書いていますので→こちら もご覧ください♪
ヴィヴァルディ四季「冬」とカリフォルニア/カベルネの相性は?
ヴィヴァルディの作品の中でも有名な「四季」は1725年に出版されました。
正式名称は、ヴァイオリン協奏曲集『和声と創意の試み』Op.8の第4番です。
四季「冬」の演奏時間は約9分半です。
四季の特徴である、「ソネット」というヨーロッパの伝統的な《詩の形式》が14行で作られています。
その詩が「冬」が表す情景をどのように音楽で表現しているのか、想像しながらワインを飲みながら聴くとより一層楽しめると思います。
【第1楽章】
冒頭からゾクゾクするような曲調と音色に魅せられます。重厚感ある旋律はパワフルなフルボディのカベルネ・ソーヴィニヨンと調和していました。
冷たい雪の中、凍えてふるえながら吹きすさぶ冬の風景。
休みなしに足踏みしているが、あまりの寒さに歯の根も合わない様子が表現されています。
【第2楽章 】
満ち足りた静かな日々を暖炉の前で過ごしています
炉端でのくつろぎをヴァイオリンソロが奏で、ヴァイオリンのピチカートの弾く音が外の雨音を表現しています。
第1楽章で外の厳しい寒さに震え、体の芯まで冷え切った人は、ようやく暖かい家の中にたどり着き、暖炉には赤々と火が燃え、それを囲んで楽しく語り合っています。
そこでカベルネ・ソーヴィニヨンを飲むとブラックチェリーやブラックベリーの豊かな果実味とシガーの煙のような香りが、落ち着いた2楽章の雰囲気と同調してぴったりだと感じました。
【第3楽章 】
ヴァイオリンソロで始まります。
ゆっくりとした足取りで氷の上を歩くがすべって転倒、そして北風と春を先取りする南風との衝突など、冬の様々な情景が巧みに表現されいます。
最後は暖かな春に向かっていく様子が表現され、少し落ち着くような気がします。
この厳しい冬が、「重厚感のある音色」になり、暖かい土地で造られたカリフォルニアのカベルネ・ソーヴィニヨンとバランスが取れてマッチしていると思います。
みなさんも寒い冬に「冬」聴きながら、カリフォルニア/カベルネ・ソーヴィニヨンを飲んでマリアージュを体験してみてください♪
(ビコーズ運営スタッフ 三浦いづみ)