音楽とワインのマリアージュ♪ ブラン・ド・ブラン ✖ 「水族館」

こんにちは。ビコーズワイン運営チームのいづみです。

みなさんは、ワインを飲む時に聴きたい音楽はありますか?
今回もフルート吹きの私が音楽とワインのマリアージュをご紹介します♪

「水族館」 × ブラン・ド・ブラン

今回は、組曲『動物の謝肉祭』より「水族館」と、フランス産スパークリングワイン《 Because, l’m Blanc de Blancs from France》をご紹介します。

この曲は「ハリーポッター」など映画やCMでも使われており、ドラマ「のだめカンタービレ」では、催眠術をかけるシーンなどに使われていました。
たしかに魔法の音楽っぽい気がするかも…

冒頭から幻想的な響きが、ブラン・ド・ブランのはじける繊細な泡とドライな味わいがマッチすると思い選んでみました。

作曲家:サン=サーンス

カミーユ・サン=サーンスは、1835年フランスのパリに生まれた作曲家です。

サン=サーンスは3歳にして作曲、10歳の若さで公式デビューを果たした天才ピアニストで、モーツァルトと並ぶ早熟の天才だったと言われています。

15歳で最初の交響曲を作曲。その後、音楽院を卒業すると教会のオルガニストの職に就き、この時から教会の収入で作曲をしながらの生活を送ることになりました。この仕事は22年間続けられ、サン=サーンスの財源となっています。
作曲家のリストは、サン=サーンスのことを「世界最高のオルガニスト」と称賛したと言われています。

また、サン=サーンスの才能は音楽だけにはとどまらず、天文学や生物学、数学に至っては音楽家の道と数学の道を迷うほどだったそうです。

ユーモアたっぷり「動物の謝肉祭」とは?

『動物の謝肉祭』は、いろいろな動物の名前が付けられた14曲の小品からなる組曲です。
1曲ずつは約1分~2分程度ととても短く、全曲通しても20分位の組曲なので気軽に聴けると思います。
謝肉祭とは、カトリックで行われる祝祭のことです。お祭りですね!

実は『動物の謝肉祭』は、発表当時は近しい友人にだけ演奏され、一般公開されることはありませんでした。その理由は、遊び心にあふれたユーモアたっぷりの曲もあれば、皮肉を込めてパロディにしていた曲があり、サン=サーンス自身が楽譜出版を拒否していたからだと言われています。

そんな中、1曲だけサン=サーンスが演奏と出版を許可した曲がありました。それが最も有名な第13曲「白鳥」です。「白鳥」は以前コラムでも取り上げたので《こちら》をご覧ください♪

その後『動物の謝肉祭』は、サンサーンスの死後1922年にようやく全曲が出版され、サン=サーンス作曲の中で最も有名な作品になりました。

ブラン・ド・ブランとの相性は?

サン=サーンスの出身と同じ、フランス産のスパークリングワイン 《Because, l’m Blanc de Blancs from France》は、白ブドウのみで造られるれる”Blanc de Blancs”と呼ばれるワインです。

ブドウ品種はシャルドネで造られており、ドライかつフレッシュな味わいです。
余韻も楽しめて、個人的にも大好きなワインなのでおすすめです!!

全14曲の中から、今回は第7曲の「水族館」とマリアージュをしてみたいと思います。
1分30秒という短い曲ですが、ブラン・ド・ブランと共にお聴きください♪

「水族館」は2台のピアノとバイオリン、ビオラ、チェロ、フルート、そして本来はアルモニカと言う不思議な音色の楽器が使われています。

伝説の楽器と呼ばれる「アルモニカ」は、お椀型のクリスタルグラスが横向きに並んだ形をしています。演奏方法は、回転するクリスタルグラスにたっぷりと水をかけ、指で触れて音を奏でるという楽器です。
天使の声とも言われるアルモニカのとても神秘的な響きが、水の中に漂う海の生き物をイメージさせます。

水族館の水が光に反射して、キラキラと輝く情景表現をイメージしながらワインを飲んでみると、スパークリングの繊細な泡と相性がいいと感じました。
また、レモン、アプリコット、ハーブなどの香りが曲に合っていて心地よく楽しめました。
あっという間に曲が終わってしまうので、何度かリピートしながら聴くと曲のイメージが掴めてきてよりワインと一緒に楽しんでいただけると思います。

みなさんも、ブラン・ド・ブラン片手にマリアージュしてみてください♪

(ビコーズ運営スタッフ 三浦いづみ)

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