【ビコーズワイン、ホットドッグと出会う🌭 】第4章 ブラウンチーズドッグ ✖️ 南フランス/グルナッシュ

ビコーズワインとマリアージュする「ホットドッグ」を探求していく本企画。
今回も“ホットドッグリーダー”の恩海洋平さんが新しいホットドッグを紹介してくださいます💪

シンプルな食材の組み合わせなのに、ひと口で世界が広がる——そんなホットドッグの“次の一手”をお楽しみください🎶

I’m Grenache from Southern France

今回は、I’m Grenache from Southern France にマリアージュするホットドッグを作ります🍽️

ビコーズワインとして納得のいくクオリティーを追求する中で、最も苦労したのがこのワインかもしれません!
柔らかくて甘やかさとジューシーさのある果実味と、うっとりするような滑らかな質感はグルナッシュの絶対条件です。そこに南仏のエレガントさも少し足したい。そしてワインとしてのバランスを整えるためにはタンニンが少し必要・・・このようにグルナッシュには注文したいことがたくさんあるのです。

出来上がったワインは、南仏にしては若干涼やかな味わいではありますが、「華やかジューシー、うっとりロマンチック」というキャッチコピーの通り、グルナッシュの魅力を十分に感じていただける味わいです🍷✨

このワインに合うホットドッグとして恩海さんが提案してくれたのは・・・

ブラウンチーズドッグ

ノルウェー発祥のブラウンチーズ(ブルノスト)は、ホエイ(乳清)を煮詰めて作るキャラメルのような風味が特徴の茶色いチーズです。それにパンチのあるビーフソーセージを合わせ、リンゴンベリー(コケモモ)のジャムを少量加えてパンに挟んだのが「ブラウンチーズドッグ」です。

濃厚なブラウンチーズの旨みや甘味・塩味にソーセージがとてもよく合い、さらにリンゴンベリーとの相性も抜群!! パンの香ばしさが引き立ち、全体が調和していて味わいがとても豊かで、拍手喝采したくなるほどおいしいホットドッグでした👏

グルナッシュと合わせると、ブラウンチーズのキャラメル感、なめらかさがとてもよく合い、ワインの果実味とジャムの甘味が同調してリンゴンベリーの個性も際立ちました😋
ワインもホットドッグも伸び伸びと個性を発揮しつつ、一体感を感じる素晴らしいマリアージュとなりました🤝

材料(1人前)

▫︎ ビーフソーセージ 1本 (トヨニシファーム 豊西牛100%フランクフルトソーセージ)
▫︎ ホットドッグ用バンズ 1個 (幡ヶ谷BREAD SHIPのミニバケット)
▫︎ ブラウンチーズ 40g
▫︎ リンゴンベリージャム 適量 約30g(フェリックス リンゴンベリージャム)

作り方

1.  鍋に80度のお湯を用意しソーセージを5分温める。

2. バンズにトップから切り込みを入れて180度のオープンで3分ほど温める。

3. ブラウンチーズはピーラーでスライスしておく。

4. バンズにソーセージを挟む。

5. ブラウンチーズとリンゴンベリージャムをのせる

コツ・ポイント

• 通常はクネッケブロード(スウェーデンの薄いライ麦パン)やワッフルに合わせる濃厚な旨味のあるブラウンチーズであるため、今回はあえて主張の強いビーフソーセージを合わせている。

• リンゴンベリージャムの甘味はホットドッグ全体に調和に与えるが、過剰に加えると甘みが強すぎる。ホットドッグの脇に添えて少量ずつ加えても良い。


材料さえ手に入れてしまえば、失敗知らずでおいしいホットドッグが作れちゃいます🌭
ぜひおうちでチャレンジしてくださいね🎵

著書『ホットドッグの発想と組み立て』(誠文堂新光社)

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