【Because, ワイン 裏話 vol.4】 産地で味わうビコーズ〜スペイン編〜

ワイン生産地としてのスペインとは

スペインの印象といえば何でしょうか?
サッカー、バスケットボールを始めスポーツも有名な国ですね。
実はスペインはワイン用ブドウの栽培面積が世界一です。EU全体の約30%を生産しています。国別で見たワイン生産量もフランス、 イタリアに続き世界3位(2018年)でもあり、立派なワイン大国と言えるでしょう。

全17州で全てでワインを生産するスペインワインは一言で表すと「温暖な気候と太陽の影響を存分に受けた肉厚なワイン」です。

というと赤ワインがメイン?いえいえ、白ワインもちゃんと造っています。
白ワインで有名な地域はスペイン北西部にあるガリシア地方、リアスバイシャスのアルバリーニョを要チェック。海のワインとも呼ばれる、香高さとフレッシュな酸はカジュアル〜高級白ワインとして最も有名です。

そして赤ワインの首都はリオハ。古代ローマ時代からワインが造られています。ここで造られるスペインの赤ワインのテンプラリーニョはスペインを代表する黒ブドウ品種です。テンプラリーニョは呼び方が変えながら他の州でも造られています。伝統と革新のスペイン赤ワインの中心地と言えるでしょう。

見本となったシルバーラベルの生産者フアン・ヒル

ここではもう一つ、大事な産地をご紹介。それは南東部にあるフミーリャ州。パエリャ発祥の地であるバレンシアの近くというとわかりやすいでしょうか。

このフミーリャ州は夏は40度の暑さと冬はしばしば氷点下の寒さを記録する大陸性気候。そして年間で300mmほどしか雨が降らない乾燥地域です。
この地を代表する生産者がフアン・ヒル。ここの気候に抜群に相性の良い品種モナストレルで世界中のワイン評価誌から高評価をもらい、フミーリャという土地のポテンシャルを世界に知らしめた生産者です。 日本にもファンの多い彼のワインはこれからも大注目です。

スペインで造られるビコーズワイン

ビコーズシリーズのスペインワインは現在1種類です!

I’m Monastrell from Spain
大地の恵みがつまった、チャーミングな甘み

ビコーズを展開しているワインインポーターのフィラディスで、この十数年不動の人気No.1ワインがあります。それがまさにスペイン・フミーリャのモナストレルなんです。
「シルバーラベル」という名のそのワインは、ワイン初心者から飲み慣れた玄人まで、飲んだ者をすべからく虜にしてしまいます。

代表の石田も惚れ込んだ「シルバーラベル」の味わいをイメージしてつくったのがビコーズのモナストレルです。スペインの乾いた大地と照りつける太陽が育んだ豊満な果実味と旨味のエキス、こなれたタンニンはとても滑らかで、和食とともに楽しんでいただきたいワインです。

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