【Because, ワイン 裏話 vol.3】 産地で味わうビコーズ〜イタリア編〜

ワイン生産地としてのイタリア

イタリアワインの特徴とはなんでしょうか?
その答えには「多様性」という言葉がぴったりです。イタリアは国内の全20州でワイン生産が行われ、さらに各州それぞれ魅力的なブドウ品種があり 個性豊かなワインが生産されているからです。

紀元前8世紀、イタリアにワイン造りを伝えた古代ギリシャ人はそのあまりにもブドウ栽培に理想的な環境を見て、イタリアをエノトリーア・テルス(ワインの大地)と称えました。 それから現代に至るまで、イタリアワイン法では約500種類のブドウが認定され、認定外も含めると約2000種ものブドウからワインが造られています。

例えば、トスカーナ州を中心に全州で栽培される生産量第1位のサンジョヴェーゼを筆頭に、北のピエモンテ州には「王のワインであり、ワインの王」という異名を持つバローロに使われる高貴品種ネッビオーロが有名です。各州で国内最高品質のワインが生産されているのもイタリアの底力を感じさせますね。

イタリアの食文化とワイン

そしてイタリアワインを語る上では各地の食文化も忘れてはいけません。何しろイタリアでは食事を豊かにするためにワインがあると言われるほど、 各地の郷土料理とその地方のワインたちは抜群の相性を誇ります。

ちなみにビコーズワインが造られるシチリア島もワイン生産量はイタリアトップクラスな上に、食の宝庫です。オレンジやレモンといった果物野菜に地中海の魚介たち。暖かいながらも酸もしっかりした地元のワインとの相性も抜群ですね。

これほどまでに各州が多様性に富んでいる理由の一つには、今のイタリア共和国として誕生したのが1948年であり、まだ100年も経っていないことも挙げられます。それまでは他国が後ろ盾にいた小国の集まりだったのですね。

地理的にも周りを海に囲まれ、北にアルプス山脈や国土の背骨のように南北に通うアペニン山脈があり気候も非常に豊か。まさに一つの国であって、中身はそうではない。ハマってしまうとなかなか抜け出せない魅力的な国なのです。

イタリアで造られるビコーズワイン

ビコーズシリーズのイタリアワインは現在1種類です!

I’m Nero d’Avola from Sicily,Italy
地中海の太陽を浴びた、ワンダフルな味わい

イタリア・シチリア島の土着品種ネロ・ダーヴォラは、甘やかでリッチな果実味に、心地良い酸味と滑らかなタンニンが加わった親しみやすい味わいで、世界中で愛されているワインです。シチリア島でつくられるというイメージの良さも相まって、ビコーズのラインナップにぜひとも加えたい1本だと当初から考えていました。

ビコーズではタンニンは若干抑えめにして豊かで甘みのある果実味を協調し、軽やかでどなたにも一口で美味しい!と言っていただけるような味わいに仕上げています。

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