【ビコーズワイン、ホットドッグと出会う🌭 】第3章 ロケットシェーブル・ホットドッグ ✖️ NZ/ソーヴィニヨン・ブラン

ビコーズワインとマリアージュする「ホットドッグ」を探求していく本企画。
今回も“ホットドッグリーダー”の恩海洋平さんが新しいホットドッグを紹介してくださいます💪

シンプルな食材の組み合わせなのに、ひと口で世界が広がる——そんなホットドッグの“次の一手”をお楽しみください🎶

I’m Sauvignon Blanc from New Zealand

今回のホットドッグは、I’m Sauvignon Blanc from New Zealand に合うものを作っていきますよ😋

白ワインの3大品種の一つであり、世界中で愛されているソーヴィニヨン・ブラン。ニュージーランドはその一大銘醸地であり、高品質であることに加え、なにより品種の個性がより顕著に表現されるため、ずっとビコーズシリーズに加えたいと考えていました。

ソーヴィニヨン・ブランの最大の特徴はフェンネルやディルといったハーブやライムなどの清涼感のあるグリーンな香りであり、どんな産地でつくられても個性がはっきりと現れます。加えて、冷涼な産地であれば酸味が鋭くグリーンな香りや柑橘のニュアンスが強くなり、温暖な産地ではトロピカルな熟した果実味が味わいの中心となります。

ビコーズワインではさまざまな背景の方に味わっていただきたいため、今回はあえてその中間を狙い、グリーンなニュアンスや酸味の快活さはしっかりとありつつ、果実味の甘やかさも楽しめる絶妙なバランスを目指しました。

このワインに合うホットドッグとして恩海さんが提案してくれたのは・・・

ロケットシェーブル・ホットドッグ

その名の通り、ルッコラのフランス語名である「ロケット(Roquette)」と、山羊乳チーズの「シェーブル(Chèvre)」を味わうホットドッグです!

このホットドッグ、正直言っておいしすぎます🙏
パリッと新鮮で生き生きとしたルッコラと爽やかなシェーブルチーズ、たっぷり絞ったレモンの香りに、ブリンっと歯応えが良くスパイスの効いたソーセージーーそれぞれがお互いの要素を引き立てあっていて、複雑な味わいながら全てが調和していました😋

ホットドッグだけで食べても至福のおいしさですが、ソーヴィニヨン・ブランと合わせると、これまたすごい!!
ワインのグレープフルーツの香りが引き立ち、トロピカルな果実味や甘やかさを引き出してくれるため、ワイン単体で飲むよりもずっとおいしく感じます✨
ワインのハーブの香りとルッコラ&シェーブルチーズの爽やかさもぴったりで、双方がしっかりがっちりと寄り添い合って、食欲がどんどん掻き立てられるようなマリアージュでした👏

ロケットシェーブル・ホットドッグ レシピ

材料(1人前)

▫︎ 粗挽きソーセージ 1本(今回はラテン大和さんのリングイッサミネイラを使用)
▫︎ ホットドッグ用バンズ 1個(今回は馬場FLATさんのホワイトフランスを使用)

▫︎ シェーブルチーズ 40g(今回はチェスコさんのフレッシュシェーブルを使用)
▫︎ ルッコラ 適量約30g(今回は野菜計画さんのルッコラを使用)
▫︎ 塩 適量
▫︎ レモン汁 適量
▫︎ サラダ油 適量(ソーセージを焼く用)

作り方

1.  フライパンに少量のサラダ油を熱し、ソーセージを中火で焼く(約10~15分)。生ソーセージなのでしっかり中まで火を通す。

2. バンズにサイドから切り込みを入れて200度のオープンで3分ほど温める。

3. ボールにルッコラを入れレモン汁と塩を少々加え、ざっくりと混ぜ合わせる。

4. バンズにシェーブルチーズ塗り、焼き上がったソーセージを挟む。

5. ルッコラを乗せる。

コツ・ポイント

• 粗挽きソーセージを焼く際は、しっかりと焼き色がつくまであまり転がしたり動かしたりしないこと。焼き色がついたら返してもう片方を焼く。

• ソーセージの脂、シェーブルの濃厚さに対し、ルッコラはあえてオリーブオイルなどの油脂を加えずレモン汁と塩だけで仕上げている。また、ワインとのマリアージュも考慮し、レモン汁はしっかりと効かせること。

• 素材の主張が強い今回のようなホットドッグの場合はそれらを受け止めてくれるようしっかりとしたバンズが良い。


今回もとってもおいしいので、ぜひおうちでチャレンジしてくださいね🎵

著書『ホットドッグの発想と組み立て』(誠文堂新光社)

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