ハッピーになれるホラー?!南仏カベルネ × 『ハッピー・デス・デイ』
その1本がわたしたちの手に届くまでに、驚くほどたくさんの時間と人の手がかけられている点で映画とワインは似ていると思いませんか?
その2つをかけ合わせて同時に楽しむことは、わたしにとって一番の贅沢な時間です。
このコラムでは、ワインをお供に年間120本以上の映画を鑑賞しているビコーズ運営スタッフ すがの がおすすめのビコーズワイン×映画の組み合わせをご紹介していきます。
今回ご紹介するのは
カベルネ・ソーヴィニヨン フロム サザンフランスと『ハッピー・デス・デイ』です!
こんなに笑って泣けるホラー映画は初めてだったかもしれません。
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『ハッピー・デス・デイ』(原題: Happy Death Day)は、2017年のアメリカのホラーコメディ映画である。クリストファー・ランドンが監督、スコット・ロブデルが脚本を務め、ジェシカ・ローテ、イズラエル・ブルサードが出演する。
「ハッピー・デス・デイ」『フリー百科事典 ウィキペディア(Wikipedia)』
2017年10月13日にユニバーサル・ピクチャーズから米国で公開され、480万ドルの製作費で全世界で1億2500万ドルの興行収入を記録した。続編の『ハッピー・デス・デイ 2U』が2019年2月13日に公開された。
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自分が殺される誕生日の1日を何度もループしてしまう。その設定だけ聞くとぞっとしますし、パッケージやポスターにも使われている主人公を襲う謎の人物がつけているお面が本当に不気味で、ホラーが苦手な人にはなかなかチャレンジングかもしれません。
タイトルやパッケージには赤と黒が多く使われており、南仏のカベルネ・ソーヴィニヨンのエチケットが雰囲気を高めます。また、個人的にはホラー映画を観る時は怖さをまぎらわすために度数高めの赤ワインを合わせるのがおすすめです。
『ハッピー・デス・デイ』は確かにホラー的な要素やハラハラする場面もありますが、全体的にはコメディタッチです。助かるために奮闘する主人公が面白おかしく描かれておりついついクスッと笑ってしまう場面も多いです。
また、主人公のツリーを演じるのは『ラ・ラ・ランド』にも出演していたジェシカ・ローテ。彼女のかわいさとコロコロと変わる表情も怖さを和らげ物語に引き込んでくれます。
この映画に関して声を大にして言いたいことは、二作目の『ハッピー・デス・デイ2U(トゥーユー)』もセットで観てください!ということです。
二作目は、一作目の設定を引っ張りつつ話のスケールが大きくなり、主人公の家族関係にもスポットライトが当たります。タイムループによって主人公が別の次元に移動し、元いた世界とは微妙に違う世界に迷い込んでしまうのです。
『バタフライ・エフェクト』や『アバウト・タイム』、最近では『東京リベンジャーズ』や舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』のように、タイムループによって思わぬ変化が起きてしまい主人公が決断を迫られる展開は多いですが、この『ハッピー・デス・デイ2U』もなかなか悩ましい展開になります。
ホラーコメディと思いきや、なんだか人生の過ごし方について考えさせられるような、深みのある1本だと思います。赤ワインをゆっくりと飲みながら、家族や大切な人と観るのもいいかもしれません。
ぜひ、南仏のカベルネ・ソーヴィニヨン × 『ハッピー・デス・デイ』『ハッピー・デス・デイ2U』をお楽しみください♪
(ビコーズ運営スタッフ すがの)