音楽とワインのマリアージュ♪ グルナッシュ ✖ くるみ割り人形より「花のワルツ」

こんにちは。ビコーズワイン運営チームのいづみです。

街のイルミネーションが輝きはじめて、気分まで明るくなる季節になりましたね✨
そんなワクワクする冬に、ワインと音楽を一緒に楽しんでみるのはいかがでしょうか?

フルート奏者でもある私が、相性の良い “音楽とワイン” をご紹介していきます♪

『くるみ割り人形』より「花のワルツ」 × グルナッシュ

バレエ音楽『くるみ割り人形』は、クリスマスの夜のお話。
その中でも「花のワルツ」は、きらびやかなクライマックスを彩る名曲です🎄

合わせるワインは、赤ワインの《 Because, I’m Grenache from Southern France》をマリアージュしてみました。
明るく華やかな雰囲気がぴったりで、楽しさが広がる組み合わせです。

作曲家:チャイコフスキー

ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840–1893)は、ロシアを代表するロマン派の作曲家。
《白鳥の湖》《眠れる森の美女》《くるみ割り人形》など、クラシックを特別聴かない方でも知っている曲をたくさん残しています。

“メロディの天才” と言われるほどの、美しい旋律が魅力です。
また、「バレエ音楽の黄金時代を切り開いた」といわれ、華やかでドラマティック、そして映像が浮かぶような音作りが特徴です。

幼い頃から音楽の才能を見せていたものの、親の意向で法律学校に進学。
卒業後は法務省で働きますが、どうしても音楽への想いを断ち切れず…
22歳で音楽院へ入り直し、23歳で法務省を辞職し音楽家の道へ。
心の中にずっと音楽があったのですね。

チャイコフスキーはとても繊細な心の持ち主で、不安症や生涯の孤独に悩まされました。
その感情が音楽にのって、喜びも切なさもぎゅっと響いてくるのが彼の作品の大きな魅力です。

苦悩の多い人生から生まれた“心揺さぶる音楽”によって、今なお、世界中の人々を魅了し続けています。

「花のワルツ」とは?

バレエ音楽《くるみ割り人形》第2幕の名曲で、物語のクライマックスに登場する“最も華やかなワルツ”。
ゆったりとしたワルツのリズムにのって、バレエダンサーが次々と登場し、華やかな場面を作ります。

ハープのやさしい音色で始まり、壮麗なオーケストレーションが、夢のような世界へと誘います✨
冬のコンサートでも定番の曲で、クリスマスシーズンに最も映える華やぎと高揚感がある名曲です🎄

《おすすめ演奏:ボローニャ歌劇場フィルハーモニー》

グルナッシュとの相性は?

南フランス産のグルナッシュは、『華やかジューシー、うっとりロマンチック』というキャッチコピーの通り、明るくフルーティな赤ワインです🍷

口に入れた瞬間、ジューシーでフルーティーな味わいが広がり、フレッシュな果実味をたっぷり感じられます。チェリーのジャム、カシス、クローブ、ラベンダーなどの香りが楽しめます。
クリスマスのお料理にも合わせやすい、親しみやすさが魅力です。

ここからは、曲のシーンとワインをひと口ずつ合わせてみましょう♪


《ハープが導く冒頭》

軽やかなハープの響きが、最初の一口に広がる果実味とぴったり。
南仏のエレガントさも一緒に感じられ、どちらも優しく最初の一口が楽しみになる瞬間です。

《ワルツの主旋律が舞いあがる部分》

花開くようにオーケストラが広がっていくフレーズが、チェリージャムのようなジューシーな味わいの広がりそのもの。一緒に踊りたくなるような優雅な気持ちになる瞬間です♪

《展開部の少しドラマティックな場面》

華やかさの中にある程よいタンニンが、メランコリックな旋律とワインの奥行きが重なります。
芯のある味わいが表現されています。

《クライマックス(終盤)》

金管楽器が加わって、豪華なクライマックスは、グルナッシュの果実味と共にと盛り上がるところ!
「もう少し飲みたいな」と思わせる余韻が心地よく残ります🍷


音楽が華やげば、ワインも華やぐ。
お互いの魅力を高め合うマリアージュです✨

ぜひ「花のワルツ」を聴きながら、グルナッシュと一緒にクリスマス気分を楽しんでみてください🎄

(ビコーズワイン運営チーム 三浦いづみ)

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