こんにちは!ビコーズワイン運営チームのケンジです。
今回は料理好きな彼女の「彼女ゴハン」に、カリフォルニア生まれのビコーズワイン、Because, l’m Chardonnay from California を合わせた自宅マリアージュをご紹介していきます。
今回の料理は「天ぷら」です。
お家で天ぷら。一般のご家庭だとあまり出てこないメニューかもしれませんが、実は私の実家が旅館を営んでいまして、小さい頃によく父親が天ぷらを揚げてくれました。
自宅で揚げたての天ぷら・・・なんだか気分が上がりますよね!
ズッキーニ、ジャガイモ、大葉、ちくわに鶏肉(もはや唐揚げかも。笑)、卵に新生姜といった変わり種まで色々作ってくれました。
味付けはシンプルに塩で!素材の味わいも楽しみながら、ワインとの相性を探っていきました。
天ぷらにはどのくらいスッキリしたワインが合うのか?
まず最初の発見は、ビコーズの白ワインの中で一番濃厚なカリフォルニアのシャルドネでも揚げ物はしっかり合うということです。というのは食べる前の予想だと、天ぷらのような揚げ物とワインを合わせる場合にはしっかりと酸が効いているワインの方がいいかなと思っていました。
油を酸がカットしてくれて、次の一口も美味しく感じさせる効果が期待できるからです。
温暖なカリフォルニアワインでももちろん酸はあるのですが、涼しい場所で作られたキリッとした酸を持つワインの方がいいかなと思っていました。
しかし合わせてみると、ちゃんと美味しい!油分を程よくカットしてくれますし、ワインのトロピカルな風味も嫌に感じませんでした。具材が変わっても、天ぷらという衣を纏わせて揚げる共通の調理法なので相性が大きく変わることはありませんでした。
その中で特に印象的だったのが新生姜の天ぷらです!使った市販の「岩下の新生姜」は、甘酢のような液体で漬けてあり、そのまま食べても美味しい。それを天ぷらにすることで、揚がった衣の香ばしさもよく合い、立派に天ぷらの部材として成立していました。
生姜を〇〇することで最高の相性が!
「はぁ、、新生姜天美味しい、、美味しいしワインとの相性も悪くない。でもちょっとだけ生姜の風味が勝ってしまうのがもったいない。」・・・そんなとき閃いたのです!!
「そうだ千切りにして、かき揚げみたいにして揚げてみよう」
早速やってもらいます。青のりも加えてみて、すぐに美しい新生姜のかき揚げの完成です。
食べてみると、すんごく美味です!千切りにすることで、風味が固まらず口の中で均等に広がっていきます。
そして一口ワインをグビリ。二人で顔を見合わせて思わず握手をしていました。コレです!探し物を見つけたかのような最高の相性です。
見事に広がった生姜の風味がシャルドネと調和し、まるでワンランク上のシャルドネを飲んでいるかのように風味に複雑さが加わりました。生姜がシャルドネのテイスティングコメントにも使われることもあるのを思い出し、さらに納得です。まさに一緒に食べることで新しい味わいが生まれる。マリアージュの真骨頂を体感した気分です。
天ぷらは油を使うので少し手間がかかるのですが、揚げたての食材をハフハフしながらビールやワインで流し込むのはたまりません。
今回見つけた新生姜のかき揚げとカリフォルニアシャルドネの奇跡の相性は必食です!ぜひお試しくださいませ。
(ビコーズ運営スタッフ 高野賢司)