【ビコーズワイン、ホットドッグと出会う🌭 】第5章 ラムポテトドッグ ✖️ カリフォルニア/カベルネ・ソーヴィニヨン

ビコーズワインとマリアージュする「ホットドッグ」を探求していく本企画。
今回も“ホットドッグリーダー”の恩海洋平さんが新しいホットドッグを紹介してくださいます💪

シンプルな食材の組み合わせなのに、ひと口で世界が広がる——そんなホットドッグの“次の一手”をお楽しみください🎶

I’m Cabernet Sauvignon from California

今回は、I’m Cabernet Sauvignon from California にマリアージュするホットドッグを作ります🍽️

キャッチコピーは「しっかり濃密、頼れるフルボディ」。
カリフォルニアのカベルネ・ソーヴィニヨンといえば、ブラックチェリーのような香りと、たっぷりと豊かな果実味が魅力です。
ビコーズが目指したのは、そんな大らかで濃密なワインでありながら、タンニンのえぐみやベタつく甘さを抑えた、上質できめ細やかな口当たり。
口に含むと、完熟したぶどうだけが持つ「あふれる旨味」を豊かに感じていただける1本です🍷✨

この「頼れるフルボディ」なワインの旨味を、さらに引き上げる相手として恩海さんが導き出した答えは・・・

ラムポテトドック

フレンチや北アフリカ料理でおなじみの、スパイシーな羊のソーセージ「メルゲーズ」を贅沢に2本使用!
そこに合わせるのは、パプリカと一緒に揚げたフレンチフライです🍟
コリアンダーとクミンをガツンと効かせたポテトと、素揚げして果物のような甘みを引き出したパプリカ。仕上げに塗ったタマリンドソースの甘酸っぱさが全体をまとめてくれます。

揚げた太めのフレンチフライに肉々しいラムソーセージ・・・一見すると重厚でヘビーな組み合わせに思えますが、食べてみると驚くほど軽やか!
スパイスの香りが食欲を刺激し、スイスイと食べ進められてしまう魔法のようなホットドッグです🧙‍♀️✨

予定調和を裏切る!? 予期せぬマリアージュ対決⚡️

実はこのホットドッグ、当初はオーストラリアのシラーズを合わせる予定で開発されたものでした。
「羊肉(ラム)×シラーズ」。これはワインの世界では鉄板中の鉄板、王道の組み合わせだからです。

実際に合わせてみると、予想通り素晴らしい相性!
お互いのスパイス感が生き生きと共鳴し合い、ワインがホットドッグにずっと寄り添ってくれるような安心感があり、文句なしの美味しさでした。

しかしたまたま同日、別のレシピ実験のために抜栓していたカリフォルニアのカベルネ・ソーヴィニヨン。

「せっかくだから、こっちも試してみようか?」

と予期せず合わせてみた瞬間、衝撃が走りました、、!

シラーズが「寄り添う」関係なら、カリフォルニアのカベルネは「高め合う」関係。

メルゲーズの脂と旨みがワインに厚みと余韻を与え、スパイスの刺激が完熟果実の甘みをいっそう鮮やかに引き出します。この相乗効果で、ワインが一段上質に感じられるような、完成度の高い調和になったのです😳✨

このマリアージュのカギとなった「パプリカ」と「タマリンド」。

実は試作段階では、パプリカは彩り程度の量でした。しかしカベルネと合わせた瞬間、「この素揚げしたパプリカの甘みが、ワインとホットドッグの味わいを繋いでくれる!」と確信。
パプリカの比率を大幅に増やす調整を行いました。

その結果、素揚げして凝縮されたパプリカの甘みが、タマリンドの独特な酸味のある果実感と共に、完熟ぶどうの旨味あふれる赤ワインとホットドッグを見事に繋いでくれました🤝

理論上の正解よりも、実際に味わって感動した方を選ぶ。「美味しいことには忖度しない」。
それがこの企画のこだわりであり、醍醐味です!!

材料(1人前)

▫︎ メルゲーズソーセージ:2本
▫︎ ホットドッグ用バンズ:1個(今回は馬場FLATのホワイトフランスを使用)
▫︎ サラダ油:適量(ソーセージを焼く用
▫︎ ジャガイモ: 2個
▫︎ パプリカ 赤・黄:各1/4個
▫︎ 塩:適量
▫︎ コリアンダーパウダー:適量
▫︎ クミンパウダー:適量
▫︎ タマリンドソース(フレスポフーズ タマリンドペースト)
※ない場合は「熟成バルサミコ酢」や「煮詰めたバルサミコソース」で代用可能
▫︎ リンゴンベリージャム 適量 約30g(フェリックス リンゴンベリージャム)

作り方

1.  ジャガイモを棒状にカットして150~170度の油で15分ほど揚げる。揚がったら油をきってバットにあげておく(A)。

2. パプリカはざく切りにして、同じく180度の油でしんなりするまで揚げ、(A)と合わせておく(B)。

3. フライパンに少量のサラダ油を熱し、メルゲーズソーセージを中火で焼く(約7~12分)。生ソーセージなのでしっかり中まで火を通す。

4. バンズにサイドから切り込みを入れて200度のオーブンで3分ほど温める。

5. 油を190度に温め、(B)のジャガイモとパプリカを二度揚げする。

6. 揚がった(B)をボールに入れ、塩、コリアンダーパウダー、クミンパウダーで味付けをする。

7. バンズに焼き上がったソーセージ2本を挟む。

8. フレンチフライを乗せる。

9. タマリンドソースをかける。

コツ・ポイント

• パプリカの比率が重要: パプリカが入っていないフレンチフライでも成立しますが、より赤ワインの果実感に寄り添うようパプリカを組み込んでいます。

• ポテトのこだわり: フレンチフライは市販のものではなく、生のじゃがいもから作ると格別の美味しさがあります。

• ソーセージの工夫: メルゲーズは羊腸を使うため細く仕上がります。そのため2本用意して肉の食感をアップさせています。

• タマリンドの酸味: タマリンドソースは酸味と甘味が強いため、少量の使用にするのがポイントです。


生のじゃがいもから作るフレンチフライはひと手間かかりますが、それさえ頑張れば最高のマリアージュを体験できちゃいます🌭

ぜひおうちでチャレンジしてくださいね🎵

著書『ホットドッグの発想と組み立て』(誠文堂新光社)

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